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そらいろ

***nishikagoshimaの日常***

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ロスト

2015年10月2日午前8時。
今朝、愛猫 クーがこの世を去りました。

クーは私が小学三年生のころ、学校帰りに近くのマンションのごみステーションを漁っていたところを拾ってきた黒猫です。
鼻炎にかかり、くしゃみを繰り返す猫を、腕を目の前にまっすぐのばした状態で持って帰ったのを覚えています。
自宅まで連れ帰り、母に話をしたところ、とりあえず玄関の外に温めた牛乳を置いた皿と一緒に置きました。
夕方になり、私が当時通っていたピアノ教室から帰ると、その猫は近くにあった傘立て(木製)で爪を研いでおり、その変わり果てた傘立てにとてもびっくりしました。
そして帰宅した父を説得し、クーは晴れて我が家の一員となりました。

それからの毎日は、常にクーがいる生活となりました。
私は小学校を卒業し、中学、高校へと進学しましたが、自宅に帰りクーと戯れるのが楽しみの一つでした。
クーがいることが、当たり前でした。
網戸を前足でうまいこと開け、知らないうちに外へ脱走していることも度々ありました。
そして野良猫とけんかをし、傷を負って帰ってくることもありました。
そのトレーニングなのか、私に向かってけんかをしかけてくることもありました。
それでも、クーと遊ぶのが好きだった私は、とても楽しかったです。

高校を卒業し、私は福岡で一人暮らしをすることになりました。
生まれて初めての一人暮らし。
家族がいないことも寂しかったのですが、やはりクーがいないということに違和感を感じました。
母に電話をした時も、後ろでクーの鳴き声が聴こえた時などは、とても嬉しくなりました。
帰省する時も、クーに会えるのが楽しみの一つでした。
しかし、衰えのために心なしか歩き方が変わったり、やせてきているクーを見るのは、少しつらいものもありました。

私が就職で広島に引っ越し、3年がたった先日、クーの様子が悪化したことが母から電話で告げられました。
父と母とクーは、父の仕事の関係で屋久島にきておりましたが、屋久島の動物病院では対応しきれなくなり、急遽フェリーで鹿児島の実家に向かっている、とのことでした。
私は心配し、すぐにでも実家に帰りたいと思いましたが、ちょうど休日最終日のお昼過ぎ。
明日から5連勤を控えているため、帰るわけにはいきませんでした。
広島と鹿児島が、とても遠く感じました。

鹿児島の実家になんとか帰りついたクーは、すぐに昔からお世話になっている動物病院へ連れて行かれ、様々な処置をほどこしてもらいました。
その甲斐あってか、翌日は少し元気になったようです。

しかしその翌日(今日)、朝再び嘔吐してしまい、そのまま少し痙攣したあと、息を引き取りました。

最後を看取ってあげられなかったのは心残りですが、クーはとてもよく頑張ってくれたと思います。
最後までクーの面倒をみてくれた父、母、妹たちには、本当に感謝しています。

クー、いままでありがとう。

2015年 10月 2日

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1992/07/18
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自己紹介:
鹿児島県出身
福岡県人経験
広島県在住
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